初心者でも安心の着付け教室ガイド
あちこちで花が咲きだす春は、卒業や入学など大きなイベントの季節でもあります。温かな気候に誘われて、パステルカラーの装いで出かけたくなりますね。
そこで、入学式とお花見に和装で出かける際の、着物選びのポイントや注意点についてご紹介しましょう。
お子さんの卒業式や入学式に参列する親御さんの服装は、7割くらいがフォーマルスーツやパステルカラーのスーツ、セットアップなどの洋装だと言われています。確かに、ブラックフォーマルやセットアップは無難に着こなせますし、他の機会に着用することもできるので便利ですね。
しかし、入学式はお子さんの晴れ舞台であるとともに、成長を見守ってきたお母さんにとっても感慨深いもの。ここはぜひ、和の装いで華を添えてみてはいかがでしょう。
入学式に着用するものとしてふさわしいのは、訪問着や付け下げ、色無地などの略礼装です。一昔前までは、“色無地の上に黒の羽織”という組み合わせが一般的な入学式スタイルでしたが、現在は訪問着や付け下げを着る人がほとんど。
淡いピンクや水色、藤色などの春らしいカラーの付け下げなどを選ぶと華やかでいいですね。
しかし、入学式の主役は、あくまでも子供たち。訪問着を着る場合は柄が派手になりがちなので、ちょっと地味目のカラーを選んだり、シンプルな帯で引き締めると悪目立ちしません。
小紋は礼装としては格下ですが、柄が派手すぎないものなら、遠目で色無地に見えることもあり、卒業式や入学式でも着て行けます。
子供の小学校の入学式に、母から譲られた薄紫色の付け下げを着て行きました。意外と着物のお母さんが多く、全体の2割くらい。クリーム色や淡いピンク、紫色などの付け下げ、訪問着の人がほとんどでした。
息子の入学式には念願の着物姿で。若草色の色無地に、おばあちゃんからもらった羽織を着て行きましたが、羽織姿は私だけ。ちょっと目立ちましたが、記念になりました。
朝から美容院で着付けしてもらったり、バタバタで何とか入学式に間に合いました。それしか持っていないので訪問着で行きましたが、ほかにも訪問着の方がたくさん。着物で行くのは何かと面倒かな…と思っていましたが、着て行ってよかったです。
春のビッグイベントと言えばお花見。公園や庭園で花を愛でるとき、日本人であることを強く意識する人も多いことでしょう。そんなお花見こそ、着物で出かけるべき行事です。
カジュアルな小紋や紬などの装いがおすすめ。フォーマルな場ではなかなか冒険できない人も、お花見ならコーディネートを自由に楽しめます。
帯や小物などを正反対のカラーで合わせたり、遊び感覚でコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょう。
夜はまだ肌寒い季節ですし、少々着崩れてもカバーできるよう、羽織を着てもいいですね。
若い時に買ったちょっと派手な柄の小紋を、お花見の時に着て行きました。渋めな黒の帯を締めたら、今の年齢でもちょうど良く、花見の華やかな場にピッタリでした。
お花見では屋外を歩き回るので、寒くないよう羽織を着て行くことが多いです。ちょっと帯が崩れてしまった時でも、羽織ってしまえば見えないですし。とても便利ですよ。
花見に出かけた時に友達が結城紬を着ていて、「いいな〜」と自分も真似して紬を購入しました。渋めの色の着物なので、花見の時は白い帯を締めたり、帯締めや帯揚げで色をプラスして楽しんでいます。
タンスで眠っている着物を活用しませんか?
着物を着て、卒業式や入学式、お花見に参加してみませんか?
自分で着られるようになれば、楽しみも広がります!
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