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着物を楽に着るために!苦しくならない着付けのコツとは?

着物を着たときに、息苦しさを感じる人がいるのではないでしょうか。特に自分で着付けをした場合には、着崩れを防ぐためにも帯や紐をきつく締めすぎてしまうことは少なくありません。ここでは着物を着ていると苦しくなってしまう理由や、苦しくならない着付けのコツ、苦しくなってしまったときの対処法について紹介していきます。

着付けで苦しい原因とは

着物を着たときに苦しいと感じる一番の原因は、帯や紐での締めつけによるもの。着付けをするためには、着崩れを防ぐために使われる腰紐だけでも、一般的に次のような場所で5本程度必要になります。

肌着用:1本(体型補正用)
長襦袢:1本(胸紐用)
着物:2本(胸紐用、腰紐用)
帯:1本(帯結び補助用)

この他、長襦袢や着物を固定するために使われる伊達締めや帯締めを含むと、何本もの紐や帯で着物を固定していきます。

また、メリハリのある体型の人はウエストのくびれを無くすためにタオルなどを巻いて補正します。この締め付けも苦しいと感じる原因の一つになっているようです。

苦しくならない着付けのポイント

苦しさを感じずに心地よく着物を楽しむためにはどうすればよいのでしょうか?苦しくならない着付けのポイントは次のようになっています。

ポイント1:良い腰紐を選ぶ

腰ひもは着物の裾を支えるために一番重要な道具です。質の良い腰紐を使用することで、ギューっと締め付けなくても着物を支えることができます。良い腰紐の条件は次の通りです。

  1. 幅が太い
  2. 絹100%の素材
  3. 厚手でボリューム感のある生地
  4. 芯が中にしっかり入っている

幅が太く、厚手でボリューム感のある腰紐は着物の重みにしっかりと耐えられることで、着物を止めつける力が強くなります。ある程度の太さがある腰紐は、体を締め付ける力が分散できるため、体に食い込みにくくなるといった特徴も。また、繊維の中でも繊細な素材である絹を選ぶことで、腰紐が擦れて着物を傷める心配がありません。

ポイント2:きつく結ぶのは着物の腰紐だけ

最初に紹介したように、着物を着付けするためには何本もの紐や帯を使います。着崩れを防ぐために、これら全ての紐をぎゅっときつく結んでしまいがちですが、これが苦しくなる原因に。

着物は肌着(体型の補正)から長襦袢、そして着物を重ねて着付けていきますが、上に着たものが下に着たものをおさえていく仕組みになっています。最後は帯で全体をおさえるために着崩れしないようになっているのです。肌に近いものほどゆるく、外側に行くほどきつく締めるのがポイント。

着物の腰紐は、おはしょりの重さを支える役割があります。この部分をしっかり締めておかないと着物がぐずぐずになるためギュッと締めておかなくてはいけません。つまり、着物の腰紐だけをしっかりと結んでおけば、後は締め付けるというよりも、帯の面でおさえるイメージで結べば着崩れなく、息苦しさも感じずに着物を楽しむことができます。

ポイント3:結び目が重ならないように

腰紐や胸紐などの結び目が同じ場所に重なってしまうと、体に当たって着心地が悪くなってしまいます。そのため、結び目をずらしておくことが大切です。長襦袢は体の右側に腰紐の結び目がくるようにし、着物はその逆で左側に結び目がくるようにします。伊達締めはそれぞれの紐の下の位置で結びます。

このように、左右、上下と少しずつ結び目をずらすことで着心地が楽になります。生地に厚みがある伊達締めなどは、結び目を作らずに挟み込む方法で止めると苦しさを軽減させる効果も。また、帯枕の紐も、みぞおちに当たらないように左右どちらかに結び目をずらしておくことも大切です。

ポイント4:ゴム製の道具を使う

自分で着付けをする際にはゴムベルトの腰紐を使うと着心地良く仕上がります。紐で締めるよりも着物にシワが寄りにくく、ゴムの伸縮性によって着心地が楽になるのが特徴です。ただし、ゴムが緩い場合は、裾を踏んだりしたときに裾線が崩れる恐れがあるため、ある程度自分で着崩れを治す知識がある人が使用すると良いでしょう。

ポイント5:和装用の補正下着を着用する

ウエストが細い人の場合は、着物が似合う体型に補正するためにタオルを何枚もぐるぐると巻いてくびれを無くす場合があります。これも息苦しさを感じる原因の一つです。和装用の補正下着を使うことで、タオルをぐるぐる巻きにしなくても適度に体のラインを補正してくれます。

補正パッドが入った和装ブラジャーや、マジックテープで簡単に装着できる腰パット付きのベルトなど、目的に合った補正下着を選ぶことが大切。着物を着る頻度に合わせて揃えておくと便利です。

苦しくなってしまったときの対処法

最初は心地よく着こなすことができていても、長い時間着物を着たままや、食事を取ることによって、苦しくなってしまうことがあります。そんな時に覚えておきたい、簡単にできる対処法をご紹介します。

着物と帯の間に親指を入れ、それを左右に動かして帯を緩めます。少しだけ帯がゆるくなったら、帯の位置を少し下げてみましょう。これでもまだ苦しい場合には、帯枕の紐を引き出して結び目を緩めてみましょう。全体的に少しずつ緩めるだけでも息苦しさを解消することができます。ただし、緩めすぎると着崩れをする原因になってしまうので、適度に加減をしながら試すことが大切です。

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