初心者でも安心の着付け教室ガイド
和服を着こなすためには、基本的な知識を正しく理解しておく必要があります。ここでは、和服美人に近づくために知っておきたい、着方の基礎知識やコツについて紹介します。
ここでは、着物の一般的な着方を説明していきます。
一般的な下着ではなく、和装専用のブラジャーやスリップに着替えます。また、衿足から下着が見えないように、衿ぐりが深いものをつけましょう。
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美しい着物姿を作るためには、体型に合わせて補正をする必要があります。補正をすることで、長時間着物を着ていても着崩れしにくくなるのです。
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和装では、長襦袢は下着として扱われますので必ず着用します。そのままだと衿が立たないので、衿芯を入れておきましょう。
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着物を付けていきながら、衿合わせやえもん(衿抜き)を行います。着つける際、背中心がちょうど背骨あたりに来るように合わせて、おはしょりと上前のおくみ線がまっすぐになるように調整しましょう。
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着物に合った帯結びをします。結び方には種類がありますので、特別な道具を使って結ぶこともあります。
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着物のバランスが整うように、帯揚げや帯締め、小物をつけて華やかにします。
この順番で上手く仕立てられるようになれば、他の着方にもチャレンジして、どんどん着付けをマスターしていきましょう。
綺麗に着物を着こなしている人は、小物の選び方が上手なだけではなく、自分自信を良く理解しているからなのです。自分と上手に向き合えれば、着物を上手に着こなせるようになり、今よりももっと着物が好きになっていくことでしょう。
着物をより美しく見せるようにするには、まず自分に似合う色の着物を選ぶことです。
そのためにも自分のパーソナルカラーを知っておくと、着物が選びやすくなります。
パーソナルカラーはひとりひとり違うので、自分に合う色を見つけてみましょう。
ほとんどの人は、自分が好きな色をついつい選んでしまいがち。自分に合わない色を身につけると、何だか老けて見えてしまう場合もあるのです。
着物は全体的に面積が大きく平面的なので、着物の色が着こなしそのものの印象を大きく変えてしまうといっても良いでしょう。
パーソナルカラーの次は、上手に補正をすることです。着物が自分の身体にフィットするようにほんの少しだけ補正すれば、見違えるほど綺麗に着こなせるようになります。
また、着崩れしにくくなりますので、着物が安定するようになるのです。
補正する部分は、主に肩・胸・腰の3つになります。着物をつけるのであれば、なで肩・段差のない胸・くびれない腰が必要不可欠であり、この3つが揃っていることで着物姿が美しくなるのです。
しかし、現代の日本人のほとんどが欧米化の影響でメリハリのある体つきをしているといわれています。
よって、着物をつける際は、肩・胸・腰の3つを補正してから着つけるようにしましょう。
日常生活に和の装いを取り入れて、さりげなく和服美人を目指したいあなた。
きもの美人へ近づくためには、着付けの技術だけではなく、着物に関する知識も身に付ける必要がありますね。
最近は、形式を気にせず和洋折衷で着物を楽しむ若い方も増えています。
しかし、形式を崩す前に、基本をしっかり覚えておくことも大切ではないでしょうか。
古来からの着物の形式をしっかり押さえたうえで、自分なりのアレンジを加えることこそ“粋”と言えますね。
着物は、洋服よりもさらに厳密にTPOを考えなければなりません。
それをわきまえてこそ、品格のある和服美人になれるのです。
どんな場に着て行くのかを考えて、フォーマルからカジュアルまで、その場に合った装いであることが最も重要。
例えば、結婚式で親族が着る黒留袖は、観劇や気軽な外出に着て行って良いものではないのです。
そこで、振袖や留袖、訪問着や付け下げなどの、着用のルールやふさわしいシチュエーションなどを解説。
お出かけ先で恥ずかしい思いをしないよう、着こなしのコツや着付けのポイントなども紹介します。装いのルールを守って、着物生活をエンジョイしましょう。
日常生活の中で服を着た状態で毎日変わらずに取る行動がいくつかあり、その中でも食事を摂る習慣はなかなか切り離せないものです。
普段難なくこなせている動作も、着ているものが着物になると稼動に制限がかかり、殊更気を使ってしまいますね。
着物を着る際に、所作(動き)が美しいと、素敵な女性だという印象を与えます。
せっかくお淑やかに見えるのに、ガニ股で歩いてしまったらマイナスにつながってしまいがちですが、まだ着物を着ることに慣れていない側はけっこう大変で、ストレスにさえ感じてしまいます。
着物を着て行った訪問先でちょっとしたお手伝いをする場合、動きにくく、はしょり方に気を使います。
そんな時にさまざまな小物を使うと、とても便利です。
例えば、割烹料亭や懐石料理屋さんなどでは着物を着ながら接客、料理運び、時間帯によっては洗い物をしなくてはならない時もあり、着物の袖がけっこう邪魔に感じます。
短くする訳にもいかず、下手にまとめると動きが制限されてしまったり...。
そこで、ちょっとした小物のアイデアや長持ちが可能になる知恵をご紹介します。
洗濯バサミと洗濯バサミの間に適度な長さのヘアゴムを結び、留め道具にして利用するアイディア。
両袖の無駄な部分に洗濯バサミで左右の片方ずつを挟み込む、これがなかなか便利です。
必要時にはある程度伸ばしながら作業が出来て、通常の時は緩まり袖に固定されています。
買わずに手作りなので、お財布にも優しいですね。
足袋に足袋カバーがあるなんて知っていましたか?
畳の上を歩き続けると足袋は、数ヶ月でヘタってしまいます。白いものが主流なので、実は汚れも目立ちます。
ここに足袋カバーを付けるだけで、足袋自体は長持ちするんです。
カバーの方がお安いので、仕事で履かれている方はコストダウンが出来ますよね。
帯を留める小物ですが、確かに市販のものが付けやすくキレイだけど、オリジナルを手作りして使うと可愛い小物が出来上がります。
もちろんアイディア次第ですが、貝殻やチェーンを無くして行き場のなくなったアクセサリーを上手に加工して作った帯止めは世界にひとつしかない私だけの着物小物に早変わりしちゃいます。
着物を着る習慣がある知り合いにプレゼントにしたら「デキる女史」に見えますね。
かばん代わりの「風呂敷」ですが、これは世界で一番軽く機能的な日本独自の発明とも言えるでしょう。
相手にそのままプレゼントするのではなく、包んで渡すというおもてなしの気持ちがこもっています。
大きさに合わせて、どんな形でも包めてしまえるんですから驚きですよね。
現代では専門店もあり、用途に合わせて気に入った柄や素材まで選べてられるからため、お歳暮やお中元での利用は当たり前になっていて、病院へのお見舞いに持って行くにもなかなか便利です。
この便利な風呂敷の包み方の手順を覚えましょう。
「瓶はどうやって包むの?」「球状のものでも包めるの?」「風呂敷専門店はどこがお奨め?」
着物の時の大きな手荷物は風呂敷が一番楽なアイテムですので、そんな風呂敷を使いこなせし、いろんなシーンでどんどん展開して行きたいものです。
現代では検索するツールがたくさんありますので、ネットでマメに調べてみたり、着物の着こなしに慣れている専門的な方に質問するのも分かりやすく、間違いのない対策になります。
着物の専門家の方ならば、簪のほどけづらい差し方や、肌襦袢の正しい洗い方、着物の畳み方のコツなど、日ごろから生活の一部として知り尽くしているはずですので、さまざまな工夫や知恵をお持ちだと思います。
そういった着物を知り尽くしているご年配の方々からのアドバイスは凄く大事なものですし、逆に若い方のアレンジや感性も参考に取り入れられたら「なるほど~」がたくさん集まり、知恵や隠れた小物のアイテムが膨らんでいきます。世代に関わらず着物愛好家として、いろいろなことに素直に耳を傾けられたらいいですね。
着物にもTPOが多く存在しますが、当たり前だとされていることでも、着物を着慣れていない世代の方々には意味が分かりません。
一概に着物のマナーと言われても、その時々で本を読むより、必要なタイミングで教わった方が脳に焼き付けられるものなので、さしすせその調味料を覚えるように、着物マナーも覚えやすく纏まっていると嬉しいですよね。
そういった着物初心者の方々が、これはちょっと...と恥ずかしがらずに、どんなささいな疑問でも着物の専門家の方々に積極的に質問をしてみましょう。
また、ショッピングなどで、街に出掛けた際に出会った小物を見て、何か使えるかもと感じたらすぐに購入し創作する想像力を養うのも面白いかも知れません。
洋服と違って形が決まっている着物ですので、そういった小物や髪型などに工夫を凝らして自分なりの楽しみ方を持ち、上達して行くのも着物を学び好きになる近道だと思います。
成人式に着る着物、そんなイメージの強い振袖ですが、厳密に言えば振袖は未婚女性の第一礼装です。そのため、振袖は未婚の女性にとって結婚式や卒業式などかしこまった場で使えます。振袖の種類や、振袖がふさわしいシチュエーション、振袖を綺麗に着こなすポイントなどを詳しく解説します。成人式で購入した振袖を着ないでそのままタンスの肥やしにしてしまっている…という方は、まずはこちらをチェックしてみましょう。
振袖以外にフォーマルな場で使える着物として使える着物には、訪問着や留袖、色無地などがあります。既婚女性の第一礼装として使われる留袖は、裾部分に模様が入っている着物。黒地のものが黒留袖、地が黒以外の色の着物を色留袖と呼び区別します。一方、肩や袖まで模様が入っているものは訪問着。無地のものを色無地と呼びます。色無地は「着物をあつらえるならまずは色無地から」と言われるくらい使い勝手のいい着物で、紋付にすれば略式礼装に。それぞれの特徴や着こなしのコツをご紹介します。
日常で使える着物として便利なのが小紋・付け下げなどの街着です。小紋は、着物全体に同じ模様が入ったタイプです。小紋と一口に言っても、柄の密度や細かさの違いなどにより色々なバリエーションがあります。また、最近では格子模様、縞模様など現代的なデザインも多く揃っています。一方、付け下げは訪問着と同格の略式装として使えるくらい、ほどよく華やか。フォーマルな場所でも使えます。具体的に小紋や付け下げを着るなら、どんなシチュエーションがいいのか、着付けに必要な準備などを詳しく解説します。
お通夜や告別式などで着用する喪服は、故人を悼む気持ちを表す着物です。使われる生地は羽二重もしくは縮緬が多く、五つ紋がついたもの一般的です。帯など合わせる小物はすべて黒色にするのが習わしです。色喪服は、喪服の略礼装といて位置付けられ、どちらを着るかは故人との関係などによっても異なります。悲しみと故人への敬意を表す喪服を着る機会は突然訪れます。今はレンタルして着用されることが多いとはいえ、最低限着付けの際に用意しておくべきものには何があるのか、知っておきましょう。
夏の風物詩、浴衣。せめて浴衣だけでも自分で着こなせるようになりたい、という動機から着付けを習い始める方もいるかもしれません。浴衣は慎重や年齢などによっても似合う柄が異なります。また値段も比較的安いことから、洋服感覚で帯や小物、髪型を変えて着こなしを楽しめます。着付けの世界をまずはほんの少し味わってみたいなら、浴衣の着付け教室からスタートしてもいいかもしれません。浴衣の選び方や快適な着こなしのコツをご紹介します。
振袖、小紋、訪問着、留袖以外にも、着物の種類はいろいろ。七五三の衣装や、卒業式で着ることの多い紋付袴など、特別な日に着る着物は私たちの人生の節目に彩りを添えてくれます。着るシーンの限られた紋付袴などの着物はレンタルで済ませる方も多いもの。レンタルする、購入する、いずれの場合でも知っておきたい特徴やしきたりには一体どんなものがあるのでしょうか。詳しく解説するとともに、着付けに必要な準備なども併せてご紹介します。
着丈の調節などが必要になる女性用着物に比べると、着付けの難易度が低い男性用着物。カッコよく着物を着流している男性は、なかなかいないからこそ、より一層素敵に見えるもの。カップルで、夫婦で、和装におめかししてお出かけできれば、着物の世界ももっと楽しくなります。男性用着物の着付け方や、外出先でも着崩れにくくするための着こなしのポイントなどをご紹介。男性用着物の着付けに必要な小物についても触れていますので参考にしてみてください。
正絹、木綿、麻、ポリエステルなど、着物の素材は実に多彩。代表的な素材である正絹は、美しい光沢や手触りの良さが特徴です。一方、木綿や麻の着物は吸水性や通気性に優れています。このように、着物の素材はそれぞれ特性がそれぞれ異なります。着物の素材に合わせて、お手入れや保管時に注意したいポイントなど基本的な知識を解説します。これから着付けを始める方が、最低限知っておきたい素材ごとの特徴を学びましょう。
着物は帯の締め方の加減次第で着崩れやすくなったり、締め付けが苦しくなってしまったり。着付けの仕方で快適度が大きく変わります。「どうして着崩れてしまうの?」「着物がを着ていると苦しくなるのはなぜ?」など、快適に和装を楽しむためのポイントを詳しく解説。また、慣れない着物を着ている際に、帯などの締め付けで苦しくなってしまったときの対処法もこっそりお教えします。着物を着る前に、ぜひ参考にしてみてください。
洋服と比べるとお値段もそれなりに高い着物ですが、きちんとお手入れをすれば長く使えます。せっかく着付けを習うなら、お気に入りの着物をずっと楽しむための基本的なお手入れ方法は押さえておきましょう。また、万が一シミや汚れが付いてしまった場合の応急処置の仕方もご紹介!和装を楽しんだ後には、どんな風に着物や和装小物をメンテナンスすればいいのか一つひとつ見ていきましょう。また、正しい着物の保管方法についても解説します。
人々の歴史の中では、その土地の風土に合った衣服が世界各地で開発、発展してきました。その中で、日本の伝統文化として古来より長く受け継がれ、育まれてきたのが「着物」です。縄文時代に生まれた織物がルーツとなり、奈良・飛鳥時代には位によって色分けされるものが生まれ、平安時代に現在の着物の原型ができたとされています。そこから高貴な人用のものから一般の人々が着る物まで、さまざまな着物が生まれ、今日に至っています。
着付けをする際には、美しい着物姿をキープすることはもちろん、衣服本来の機能である暑さ・寒さをしのぐということも意識しなければなりません。そのためには、いろいろなコツが必要となってくるので、一度チェックしておくといいでしょう。
着物は着る人の体に合わせて適度に補正をしていくことで、より美しく着られるようになります。ウエスト部分を補正する際のコツは、凹凸をなくし、腰ひもでお腹が痛くならないようにすること。柔らかいタオルを巻いておくと、うまくバランスが取れるようになります。また、胸元の調節も美しい着物姿を作るポイントの一つ。ボリュームを出すか、押さえるかによって、和装の補正ブラジャーを使って適度に調整をしていくようにしましょう。お腹周りは「裾避け」と呼ばれる下着、お尻周りはヒップパッドを使うなどしていくといいでしょう。
着物の場合も洋服と同様に、羽織りものによる防寒対策と、着物の内側に着込む防寒対策の2種類があります。洋服のコートを着るというのも一つの手段として有効ですが、着物に合う羽織りものを着れば、フィットしやすくて違和感もなく、着物に合わせるには最適でしょう。また、内側に着るものとしては、防寒性の高いヒートテックなどがおすすめ。肌触りがよくて軽量なので、着物の内側に着ていても着物を邪魔せず温かさを保ってくれます。
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