初心者でも安心の着付け教室ガイド
夏の暑い日。日が陰ってきたころに川原へ集まって行われる、夕涼みや花火大会、盆踊りは、日本の夏の風物詩ですね。そんなときこそ和の装いが活躍してくれます。面倒くさくて軽装で出かけがちですが、浴衣や帯をステキにコーディネートして、夏を満喫しましょう。
そこで、納涼会や花火大会に和装で出かける時の、浴衣の選び方のコツ、注意する点などをまとめてみましたので、参考になさってください。
花火大会と言えば浴衣。木綿の生地で汗をかいてもOKですし、涼しげな印象で夏の夜にピッタリな装いですね。
昔ながらの紺や藍の地に朝顔、といった浴衣もいいですが、最近は様々な色や柄の浴衣があり、洋風なバラ柄なども人気。ピンクやオレンジの華やかな色調のものから、モノトーンのシックな色調のものまで、たくさんの種類があります。
浴衣を選ぶときは、体型や顔の雰囲気に合わせて選ぶと失敗がありません。
例えば、小柄で華奢な体型の方は小さな柄の浴衣を選び、背の高い方は大きめの大胆な柄のものを選ぶとしっくりきます。
ちょっとぽっちゃりした体型の方は、紺色など寒色系の無難な浴衣を選び、帯や小物でパッとした色を添えると、帯に目が行って体型が目立たないと言われていますよ。
さらに、お顔のハッキリした方は、コントラストのはっきりしたモダンな柄が似合いますし、ふんわりした顔立ちの方には、パステルカラーの優しいトーンの浴衣が似合います。
淡いトーンの浴衣を選んだら、モノトーンなどの引き締まった色の帯を合わせると、コーディネートのバランスが取りやすいですね。
花火大会へは浴衣がベストですが、納涼の食事会など、ちょっとかしこまった場へ出かけるときは、カジュアルな浴衣ではなく、絽や紗の着物を選びましょう。
絽や紗は、裏がない夏用の着物で7月や8月の盛夏に着る代表的なものです。
絽はどちらかというと留袖や訪問着に近い格で、結婚式やお茶席など夏のフォーマルな場にピッタリ。透け感がある生地に訪問着のような柄が染められているものがあります。
紗は絽よりも少しカジュアルで、さらに透け感が強い生地です。下に着る長襦袢の白が透けてとても涼しげですし、中に色襦袢を合わせると、盛夏だけでなく、6月や9月でも着られるそう。晩夏の納涼会や9月のお月見などには、絽の上に紗を重ねた紗合わせという着物もおすすめです。
絽や紗の着物は、着ているだけで涼感を与えてくれますし、着物好きの目に留まる通好みの装いになりますね。
花火大会はやっぱり浴衣でしょ!ってことで、今年は無難な紺色の浴衣を着て行きました。慣れない下駄で四苦八苦しますが、やっぱり年に1度は着たいものです。
デパートの浴衣売り場で何時間も粘り、モノトーンで縦に柄が入っている浴衣を選びました。太っているのでできるだけ痩せて見えるものを、と相談したらシックなカラーの浴衣に、カラフルな帯を合わせるといいですよ、とアドバイスされました。
川床での納涼食事会。何を着て行こうか迷いましたが、紗の着物に絽のつづれ帯を合わせました。着物は無地ですが素材感が涼しげで、同席した方にとてもほめられました。
タンスで眠っている着物や浴衣を活用しませんか?
浴衣で花火大会や屋形船など、夏のイベントを楽しんでみませんか?
自分で着られるようになれば、楽しみも広がります。
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