初心者でも安心の着付け教室ガイド
着物のたたみ方にはいくつかの方法があります。一般的なたたみ方である本だたみ、豪華な装飾がある着物に用いられる夜着だたみ、略式のたたみ方である袖だたみ、襦袢のたたみ方である襦袢だたみをご紹介します。
最も一般的な着物のたたみ方で、訪問着や小紋、紬、浴衣などはこの本だたみというたたみ方で保管します。刺繍や箔が施された着物、紋入の着物などは装飾の部分が擦れないように薄紙をあててたたんでいきます。
また、最後に折りたたむ際に、筒状に丸めた真綿を着物幅と同じ長さにして折り返す箇所に挟んでおくと、しわができるのを防ぐことができます。真綿以外にも筒状のものであれば発泡スチロール製のものや紙製のものでも代用することができます。
たたんだ着物は畳紙に包んで保管します。
長襦袢や和装コートなどをたたむときに用いられる方法です。
たたんだ後は畳紙に入れて保管します。このとき、畳紙に入らないようであれば、6の工程でたたむ位置を調整します。
振袖、留袖、訪問着などの刺繍や箔が豪華に施された着物に向いているたたみ方です。刺繍や箔、紋の上には薄紙を置き装飾が擦れないようにします。本だたみよりもたたみあがりが大きくなるので、保管するのが難しい場合は本だたみを用いることもあります。
着物を広げてたたむ場所がない場合や、一時的に保管する場合に用いられるたたみ方で、着物を床に広げずに立ったままたたむ方法です。
着物は洋服のように着る度に気軽に洗うのは難しいため、着た後の手入れが大切になります。しかし、家庭での手入れだけでは汗や汚れを落としきることは難しく、そういった場合にはクリーニングに出すことができます。
一般のクリーニング店において着物も取り扱うところもありますが、着物専門のクリーニング店もあります。ここでは、着物のクリーニングの方法をご紹介します。
着物用の石油系化学溶剤で水を使わず、着物をドライクリーニングする方法です。水を使わないため、正絹の着物でも縮む心配がなく、安心してクリーニングをお願いすることができます。
襟や袖口など汚れの付きやすい部分は先に予洗いをすることが多くなります。ネットに入れて着物を丸ごと洗うため、丸洗いと呼ばれています。丸洗いはドライクリーニングであるため、落とすことができるのは皮脂や食べこぼしなどの油性の汚れになります。そのため汗などの水性の汚れを落とすためには、水を使ったクリーニングが必要になります。
汗は放っておくと着物の黄ばみの原因になり、着物の生地を傷めることにもつながります。汗は水性の汚れのため、石油溶剤で洗う丸洗いだけでは落とすことができません。しかし、着物の素材は水で縮んでしまうこともあり、汗抜きの水洗いは慎重に行う必要があります。
汗をかきやすい脇や帯で締められている個所など、汗を吸収している個所に霧吹きを用いて細かな霧を丁寧に吹きかけます。着物の生地が濡れている間に専用の器具を使って生地を傷めず、汚れを落とすちょうどよい強さで汗の成分をたたきだし、バキューム装置で汚れを吸い取る方法が用いられます。
しかし、汗が広範囲に広がっている場合や汗じみになってしまっている場合はこの方法では落としきれず、別の方法を用いることになります。
昔からある着物の洗濯方法です。「解き洗い」とも呼ばれ、着物の縫い糸をいったんほどき、反物の状態に戻してから洗う方法です。着物をほどき、端縫いをして反物に戻った着物を専用の洗剤とたわしで洗います。刺繍や装飾がある場合などは力加減を調節し、生地を傷めることのないよう丁寧に洗います。
洗った後は、糊を塗り、ぴんと張った状態で乾かし、着物として仕立て直して完成です。一般のクリーニング店ではこの洗い張りは受け付けておらず、着物専用のクリーニング店でお願いすることができます。
洗い張りをすると、丁寧な作業を得て着物の生地にハリが戻り、また新しい着物のようによみがえらせることができます。
汗によるしみ、ファンデーションや口紅などがついてしまったもの、ボールペンで書いてしまったもの、食べこぼしや飲み物によるしみなど、しみにはさまざまな原因があります。しみが何によって出来たものなのかによって、しみ抜きをする際に使う溶剤が違ってきます。シミがある箇所を溶剤で濡らしてやさしくトントンと叩いて落とします。一つの溶剤で落ちにくい場合は、乾かした後に違う溶剤を使って同じ作業を繰り返します。丁寧に汚れが見えなくなるまでこの作業を繰り返し、しみを落としていきます。
どうしても落とすことのできないしみの場合には、しみの個所に他の柄と合う模様の刺繍を入れたり、金彩や銀彩を吹き付けたりして加工することもできます。色が褪せてしまった場合には、その部分に色を足して染織することもあります。また、全体的な色あせが起きてしまっている場合は、着物全体を他の色に染めかえることもできます。
【免責事項】このサイトは、2015年2月の情報を元に作成しています。最新の情報は各着付け教室に直接お問い合わせください。また、当サイトに掲載されている口コミ等の引用情報については、タイミングによって引用元サイト上で削除・修正される可能性がありますことをご了承ください。
初心者でも安心の着付け教室ガイド