初心者でも安心の着付け教室ガイド
▼目次
滋賀県で着付け教室をお探しの方もおられるかもしれません。初めての人はどの教室が自分に合ってるか分からないところもあるでしょう。
そこで今回は、滋賀県内にある複数の着付け教室を紹介していきます。それぞれ特徴やコース、料金などが異なるので、慎重に比較しながら検討してみてください。
※当サイトに掲載している着付け教室の中から、滋賀県に展開している教室を紹介(2021年6月調査時点)
マンツーマンの着付け教室
自分に合わせた指導で技術を習得できる
~きものカルチャー研究所~
1回あたりの料金 | 1,925円~ |
無料オプション | 着物・帯等の無料レンタル |
1レッスン500円!
手軽に着付けを学べる教室
~雪花きもの学院~
1回あたりの料金 | 500円~ (税不明) |
無料オプション | 無料体験レッスン、着物・小物等の無料レンタル |
引用元:きの和装学苑公式ホームページ(http://www.kino-wasou.co.jp/)
きの和装学苑では、オリジナルの「前結び」という帯の結び方を学べます。特許を取得した帯板若竹を使用して、帯を前で結んでから、完成した帯を後ろに回す方法です。単に前で結んで回したのでは帯が崩れしてしまいます。帯板若竹を使い、オリジナルの結び方を習得することで、簡単に回せるようになるのがメリット。着物を着るのがとても楽になります。コースは初心者からプロを目指す方まで、幅広い目標に対応可能です。着付けの他にも、帯を優雅に舞いながら結ぶ「帯舞」、帯結びをオブジェにする「結心道」のコースもあります。帯結びをアートに仕上げるのも楽しそうですね。
きの和装学苑の無料オプションは情報が見つかりませんでした。
きの和装学苑の口コミは見つかりませんでした。
着物の 無料レンタル |
要問合せ |
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授業の振替え | 要問合せ |
実践の場 | 要問合せ |
販売会 | オリジナル帯板若竹が購入必須です。その他の授業に必要な着物や帯はオリジナル製品の購入ができます。 |
コース | 一人で着られるコース:若竹コース、フォーマル科、基本からプロ知識まで充実コース:初等科、高等科、師範科、特別コース |
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費用 | 一人で着られるコース:若竹コース:月謝 4,000円、フォーマル科:1回2,000円/基本からプロ知識まで充実コース:初等科:月謝 5,000円、高等科:月謝 6,000円、師範科:1回 6,000円 |
無料体験の有無 | あり |
住所 | 薫る風の会教室:滋賀県守山市梅田町 チカ守山駅(詳細住所記載なし) |
開講日 | 要問合せ |
開講時間 | 要問合せ |
休校日 | 要問合せ |
最寄り駅 | 守山駅 |
引用元:きものカルチャー研究所公式ホームページ(https://kimonoculture.com/)
ほぼマンツーマンで指導してもらえる着付け教室です。最大でも2名まで。自分の苦手なところはいつでも復習できます。特殊な道具を使わないので、道具購入は不要です。練習用に着物のレンタルも用意されています。無理に着物を購入する必要がないので安心です。初心者から講師として開校するまでサポートしてもらえる多彩なコースを用意。初等科では、短期間での着付け習得を目標にしていて、着物の基礎知識や留袖の帯結びを学びます。講師の質も重視し、アンケート評価により講師の質をチェックしているので、分かりやすく楽しいレッスンを受けられます。
無料オプションについて情報はありませんでした。
私に合ったペースで、沢山教養をお持ちの先生なので、学びが多いです。ほぼマンツーマン指導なので、よく教えて頂けます。
引用元:きものカルチャー研究所公式サイト(https://www.somesho.net/opinion/room/opinion.aspx)
堅苦しくなく親しみやすい印象で、質問もしやすく良かったです。満足です。教科書がよくできていると感じます。無駄がなくわかりやすいです。ほぼマンツーマンという贅沢な環境でよかったです。入学手続きもネットで簡潔で良かったです。
引用元:きものカルチャー研究所公式サイト(https://www.somesho.net/opinion/room/opinion.aspx)
とても親切に丁寧に対応して頂けて、満足出来ました。全くの初心者で不安はありますが、補講もあると伺ったので頑張る所存です。最初の説明でお稽古の予定を分かりやすく説明頂けて、安心しました。
引用元:きものカルチャー研究所公式サイト(https://www.somesho.net/opinion/room/opinion.aspx)
着物の 無料レンタル |
肌に触れる下着や小物類は自分で用意が必要ですが、特別な道具は使わないので、手持ちのものや市販品で問題ありません。振袖や留袖など着物と帯は、無料レンタルが用意されています。 |
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授業の振替え | 要問合せ |
実践の場 | 要問合せ |
販売会 | 要問合せ |
コース | 初等科、中等科、高等科、着こなし入門講座、続・着こなし講座、きもの作成講座、開講講座 |
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費用 | 初等科:全国版月7,700円/都市部月8,800円、中等科:全国版月8,800円/都市部月9,900円 |
無料体験の有無 | あり(見学) |
住所 | 大津北校:滋賀県大津市和邇高城、彦根金城教室:滋賀県彦根市大藪町475-25、堅田教室:滋賀県大津市堅田 |
開講日 | 要問合せ |
開講時間 | 要問合せ |
休校日 | 要問合せ |
最寄り駅 | 大津北校:和邇駅、彦根金城教室:ひこね芹川駅、堅田教室:要問合せ |
引用元:雪花きもの学院公式ホームページ(https://sekkakimonogakuin.com/)
きものの産地である新潟県十日町市からスタートした着付け教室です。和装の魅力を伝えたいとの想いで運営しています。多くの人に着物と親しんでほしいから、価格はスタートしやすいワンコイン。1レッスンが500円で受講できる手軽さが大きな魅力です。また、レッスンに必要な着物や帯、小物類は、すべて無料でレンタルしてもらえます。着物を持っていない人やレッスンのたびに持ってくるのが面倒という人も手ぶらで通えて便利です。初心者でも着物の知識を身につけて、一人で着物を着られるようになるために、レッスンは少人数制。1クラス5人程度なので、一人ひとりに丁寧な指導をしてもらえます。
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着物の 無料レンタル |
着付けに必要な着物・帯・小物類は、全てレンタル可能です。一式を無料でレンタルできるので、手ぶらで通えます。無理に着物や帯などを購入する必要がなく安心です。気軽にはじめられるでしょう。 |
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授業の振替え | 都合が悪くてレッスンに参加できない場合は、振替対応が可能です。事前連絡の有無や振替予約の締め切りなど、詳細な情報は分かりませんでした。詳細は教室に問合せてください。 |
実践の場 | 要問合せ |
販売会 | 要問合せ |
コース | 初級コース |
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費用 | 1レッスン500円 |
無料体験の有無 | あり |
住所 | 長浜教室:滋賀県長浜市小堀町430 アルプラザ長浜2階、彦根教室:滋賀県彦根市竹ヶ鼻町43-2 ビバシティ 2階 |
開講日 | 月~日 |
開講時間 | 10:00~21:00 |
休校日 | 年中無休 |
最寄り駅 | 長浜教室:長浜駅、彦根教室:南彦根駅 |
引用元:日本和装公式ホームページ(https://www.wasou.com/)
無料で着付けを学べるのが日本和装の着付け教室の特徴です。無料講座の実績は30年以上。1クラス6名以下の少人数で、きめ細かく指導してもらえます。早くきれいに簡単な着付けをできるようになるのが目標です。6回のカリキュラムですが、終了後は無料のステップアップ講座に進めます。着物を楽しめる人を増やすことが目的なので、着物の購入を強制されることはありません。メーカーの話を聞いたり、職人の技を見学したり、本物の着物に触れる機会もあります。着付け方法はもちろん、着物に関する知識や着こなしも学べる講座です。
無料オプションについての情報はありませんでした。
最初はすごく緊張して、初めてなのでどうしよう…と不安でした。でも、教室に行ったら、たくさんお友達ができました。きものも思ったより早く着られるようになって、回数をこなすと、すごくキチンと着られるようになりました。先生の指導も素晴らしいなと思いました。
引用元:日本和装公式サイト(https://www.wasou.com/course/voice/user/voice_09.html)
習いに行きたいと思っても、お金がどのくらいかかるのかもわからず悩んでいたら、日本和装は無料だったので、行くことに決めました!きものを着られるようになったのはもちろんですけど、今までいた世界とは違うお友達の輪が広がりました。
引用元:日本和装公式サイト(https://www.wasou.com/course/voice/user/voice_10.html)
とにかくお友達がいっぱいできたことが良かったです。日本和装は、着付けを教えていただけるだけではなく、着る機会をたくさん作ってくださるので、きもの友達がたくさんできました。イベントもたくさんあるので、きものを着て楽しい経験をさせていただいています。
引用元:日本和装公式サイト(https://www.wasou.com/course/voice/user/voice_11.html)
着物の 無料レンタル |
要問合せ |
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授業の振替え | 要問合せ |
実践の場 | 要問合せ |
販売会 | 販売会は、カリキュラムとして実施されます。TPO講座も実施。どのようなシーンでどのような着物や帯を選ぶべきか勉強できるレッスンです。メーカーでの製造工程を見学したり、着物や帯に触れたりできます。 |
コース | 6回 |
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費用 | 無料 |
無料体験の有無 | なし(コース受講料自体無料) |
住所 | 守山:滋賀県守山市浮気町300-24 RiseVille都賀山(ライズヴィルつがやま) 、他6教室あり |
開講日 | 要問合せ |
開講時間 | 要問合せ |
休校日 | 要問合せ |
最寄り駅 | 守山駅 |
引用元:京都きもの学院公式ホームページ(https://eri-kimono.com/taiken_202201/)
着付けの専門校として昭和46年に創立以来、長い歴史と伝統を培ってきた「京都きもの学院」。蓄積された経験とノウハウがあり、100名以上の優秀な講師陣を擁して、本格的な着付けの技術と知識を伝え続けています。2018年3月に行われた株式会社イオレ調べでは、信頼できる着付け教室No.1にも選ばれ評判も上々。高度な技術が学べるだけでなく、初心者にも分かりやすいシステムを提供できているのも特徴です。
わけても、豊富なカリキュラムと授業内容の充実度は「京都きもの学院」の得意とするところ。コースは「きもの着付け 全10回コース」の本科が入門編ですが、ここで着物の基本から帯結び、着こなし、姿勢、所作まで学ぶことができ、さらに深く学びたい方向けには、「専門科」「師範科」「高等師範科」「教授科」まで、本格的なプロ養成のためのコースも用意されています。
着付けを習うのは初めてだから不安で一杯。そういう方の不安を解消すべく、「京都きもの学院」では1日無料着付けレッスンを提供しています。体験コースとはいえ、授業内容は本番さながらに充実していて本格的で、ここに参加するだけでも着付けの基礎的な知識とスキルが身に付けられる上、教室の雰囲気、授業の内容、進め方を確認することができ、さらに、先生に直接質問をぶつけることもできます。初心者はぜひ参加しておきたいところです。
また、着物を持っていないから教室へ行けないと思ってる方もいますが、「京都きもの学院」なら問題になりません。なぜなら当校では、授業で使う着物と帯の無料貸出しを行っており、着物がなくてもレッスンが受けられるからです。
また、教室がアクセスの良い場所にあることが多く、通いやすいのも当校の魅力です。例えば、滋賀県には近江八幡教室や守山教室などがありますが、いずれも駅チカの好立地であり、通い続けるのが億劫になりません。
入会するのは簡単、でも続けられるか不安でしたが、実際に入校してみて不安はすぐに消し飛びました。なぜなら、丁寧で分かりやすい指導と、充実した内容の授業を受けることが、楽しくて仕方がないからです。お友達もたくさんできましたし、今は教室に通わない理由がありません。
着付けは初心者でしたが、学院に通ううちに技術と知識を習得し、自分で着られるようになり、さらには友達の着付けを手伝えるまでになりました。自分に誇りを持てるようになり、人にも喜んでもらえて、本当に充実した毎日を送らせてもらっています。
着物の 無料レンタル |
着物・帯を持っていない場合は、無料レンタルを利用できます。 ※下着類・足袋、肌襦袢など肌に身につけるものは持参です。 |
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授業の振替え | 授業の振替えの情報はありませんでした。 |
実践の場 | 実地のための学習プログラムはありませんが、お食事、観劇、ミュージカル、演劇舞台の鑑賞など着付けを実践できる、さまざまなおでかけが開催されています。 |
販売会 | 着付け教室内での着物の販売は一切ありません。当教室は商品の販売が目的ではなく、着付けやマナーの授業がメインです。 |
コース | 本科・専門科・師範科・高等師範科・教授科 |
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費用 | 本科 授業料 8,800円(全8回) |
無料体験の有無 | あり |
住所 | 草津市大路1-12-1 TSUKADAビル星空館3F |
最寄駅 | JR「草津駅」東口徒歩4分 |
開講時間 | 朝:10:00~11:30 昼:14:00~15:30 夜:18:30~20:00 |
引用元:和文館和装学院公式ホームページ(https://www.wabunkan.jp/)
滋賀県は彦根市で着付け教室を開講している「和文館和装学院」。着付けの知識や技術を伝えると共に、着物の歴史や伝統、価値、所作、マナー、コーディネート方法など、着付けの世界を全方位的に網羅する、オールマイティーなカリキュラム設定が特徴的です。
コースは、受講時間や曜日を指定できる「マンツーマン」をはじめ、着物の基礎を徹底して習得する「初等科」、着物を美しく着るためのスキルを学ぶ「専科」、人に着せる他装の奥義を極める「研究科」、ワンランク上の高度な技術をマスターする「師範科」、プロの着付け師を目指す方向けの「高等師範科」まで、選択肢が充実しています。
コース・カリキュラム以外にも、各種サービスが揃っていて、講師やスタッフが全力でサポートしてくれるなど環境も整っている教室なので、初めての方でも安心して通えるでしょう。
無料オプションは見つかりませんでした。
口コミは見つかりませんでした
着物の 無料レンタル |
有料/無料の明記はありませんが、きもの・袋帯・名古屋帯・半巾帯のレンタルが利用できます。 ※数、サイズに限りがあります。 |
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授業の振替え | 授業を休んでも安心、当教室では振替えができます。初等科の場合は開始時間前30分の補修、専科以上で休んだ場合も別途、補修時間が確保できます。 |
実践の場 | 実践の場の情報はありませんでした。 |
販売会 | 希望者向けに着物や小物を取り揃えていますが、強制的に買わされる販売会や、教材の購入なしに受講・進級できない等は一切ありません。 |
コース | 「マンツーマン」「初等科」「専科」「研究科」「師範科」 |
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費用 | 初等科の場合 1回380円(税込) |
無料体験の有無 | なし |
住所 | 滋賀県彦根市大東町2-28アル・プラザ彦根6階 |
最寄駅 | JR「彦根駅」より徒歩約3分 |
開講時間 | 10:00~19:00(受付時間) |
滋賀県には、歴史を感じられるスポットが数多くある他、現地で脈々と受け継がれてきた伝統の織物技術があります。
滋賀県で着物を楽しむのであれば、着物がよく合うスポットに足を運ぶだけでなく、現地で作られた着物を身につける、ということも意識してみるといいでしょう。
滋賀県には自然を楽しめる場所、歴史を感じられる場所など、さまざまな着物スポットがあります。
醒ヶ井は、地蔵川という清流が流れ、周辺には古い日本家屋が並んでいるという場所です。駅からのアクセスもいいので、足を運びやすい場所と言えるでしょう。
のどかな風景は、まるでタイムスリップしてきたかのような錯覚を覚えます。また、暖かい季節になると地蔵川の表面は白くて小さい花で埋め尽くされます。この花は「梅花藻」という、水中で育つ珍しいキンポウゲ系の植物。特に夏場が見頃となるので、一度見てみることをおすすめします。
夜にはライトアップも行われるんですよ。着物を着て川縁をゆっくりと歩いていると、心も穏やかになっていきそうです。
黒壁スクエアは、滋賀県長浜市旧市街にある伝統的建造物群の一角です。江戸時代から明治時代にかけての街並みがそのまま残されており、着物を着て歩くのにぴったりのロケーションです。
建物を目で見て楽しめるだけでなく、当時の建築物がそのまま活用された美術館、ギャラリーやガラス工房などもあり、特にガラス芸術に関しては、日本最大規模の展示エリアとして人気となっています。
着物を着て歩くと、150年ほど前のレトロな雰囲気を肌で感じて楽しめます。歴史を感じさせてくれるものも多数あるので、ガラス細工をここで買い求めるというのもいいでしょう。
長浜城歴史博物館は、長浜城の内部を歴史博物館として一般公開した博物館です。長浜城は1574年頃に羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が建てた城で、いったんは廃城になったものの、1983年に再興されました。
2階と3階に分かれる展示室には、長浜の歴史を学べる資料や長浜城築城の様子を表したジオラマなど、長浜について知ることができる数々の展示があります。
5階の展望台からは、琵琶湖や長浜市内の絶景を一望できるので、当時の雰囲気を目で見て楽しんでみてはいかがでしょうか。
白鬚神社は、湖に浮かぶ大きな鳥居が、有名な広島の「厳島神社」を思わせることから「近江の厳島」という呼ばれ方をすることもある神社です。
こちらの神社も、2000年以上前に創建されたという記録がある、歴史のある由緒正しい神社です。白鬚神社は日本に300ほどあると言われる分霊社の総本山といった位置づけにあります。
近江随一のパワースポットとしておなじみになっており、御利益もありそう。景色も美しく、晴れた日の夕暮れ時には幻想的な風景が、そこには広がります。
網織紬(あみおりつむぎ)は、滋賀県の伝統的な織物の一つです。
江戸時代中期、この地域では養蚕が盛んだったことから、琵琶湖では絹の漁網が使用されていました。そして使い古したものを糸にして織り込む織物が生まれたとされています。
地域特産の生糸や日本各地の糸を縦糸にし、漁網から作った糸を横糸にして織り上げていくという手法で作られており、網を切った時のひげ状の切り口が反物の表面に出ることで、普通の織物では生まれない独特の風合いが実現します。
現在では化学繊維に変わったことから、絹糸製の漁網を特注し、製造しています。漁網のひげを表面に出す作業に熟練の技を要し、その技術は今日まで綿々と受け継がれてきているのです。
秦荘紬(はたしょうつむぎ)は、6世紀に大陸から渡ってきた秦氏が機織りの技術を伝えたことから、この地で受け継がれてきた織物です。
滋賀県は養蚕が盛んで、良い繭は売り、絹糸にならない不良の繭「屑繭」から糸を紡いで紬を織り、自家用として着用していました。この絹織物に近江上布(麻織物)に受け継がれる「櫛押絣(くしおしがすり)技法」という特殊な染織技法を取り入れて作られているのが、秦荘紬です。
1品(反物)を仕上げるのに約1か月を要するという非常に時間のかかる織物ですが、それだけに仕上がった着物は見た目、着心地ともに一級品となっています。
綴錦(つづれおり)も、この地域で作られてきた織物の一つです。
約四千年前より世界各地で発祥し、シルクロードによって日本へと伝来した技法で、伝来後は職人達が探求心と挑戦によって製織技法を高めていき、その過程の中で、「爪搔きつづれ」が生まれました。
「爪搔きつづれ」は爪先をギザギザに研ぎ、道具のように巧みに使う特殊な製織技法。爪を研ぎながら織物を織り続けてきた職人達の精神と技術は、匠の手によって現在も継承され続けています。匠の手掛ける織物は、着物ファンなら一度は手に取ってみたい一品です。
正藍染(しょうあいぞめ)は、かつては阿波特産の葉藍を原料とした紺染でした。
しかし後に四国の葉藍を当地で栽培したところ、その染め上がりは従来のものとは異なった仕上がりとなり、光沢および堅牢さに独特の味を発揮したことから、正藍染として全国に広まっていきました。
また、近江木綿(おうみもめん)は、染織した糸を手で織ったもので、最盛期となった大正時代には各農家で織られていたほどでしたが、現在手掛けているのは一軒だけとなっています。
現在でも藍の栽培から発酵、染色、織りまで昔の技法が守り続けられているので、こだわりの品を求める方にはおすすめです。ハンカチなどの藍染体験も行われています。
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