初心者でも安心の着付け教室ガイド
着付けを習うためには着付け教室に通うのが一般的ですが、最近はインターネットや書籍を見ながら独学で着付けをマスターしようとする人も少なからずいるようです。
しかしキレイに着物を着こなしたいのなら、やはり着付け教室に通う方が良いでしょう。
なぜなら、着付け教室に通うことで、着付けができるようになること以外にもさまざまなメリットが得られるからです。
今回はそんな着付け教室に通うことのメリットを詳しく紹介していきたいと思います。
若い女性は特に、普段から着物を着る機会も少ないですよね。実際に昔と比べて着物を着るシーンも減っているため、着物を着ると背筋が伸びて気が引き締まるという方も多いのではないでしょうか。
また、着物を着た時は大和撫子のように上品に振る舞いたい、と思う女性も少なくはないはずです。
しかし着付けの方法を知っているだけでは、そういった着物を着た時の上品なふるまい方や所作などはわかりませんし、それっぽくしたところで逆に着崩れしてしまう可能性もあります。
その点、着付け教室に通えば着付けだけでなく着物を着た時のマナーや美しく見える立ち振る舞い、所作などを身に着けることが可能です。
実際に着付けと一緒にマナーを教えてくれる教室もありますし、立ち振る舞いに関しては習うだけでなく、先生の姿を参考にするだけで良い勉強になると言えます。
着付け教室に通うことで得られる知識は「着付けの技法」だけではありません。
着物を着るためにはいろいろな道具が必要ですが、これらの中には「足袋」「帯」といった誰でも知っているようなメジャーなものばかりではなく、「伊達締め」「衿芯」などあまり知られていないような名前のものも多くあります。
最近はインターネットが身近になってきていることもあり、着付けの用語に関しても調べればすぐにわかるようになりました。
しかしホームページや書籍によっては用語の表記の仕方が違っていることもあるので、場合によっては何度も調べなくてはならない必要が出てきます。
一方で、着付け教室では実際に道具の名称や扱い方を詳しく一から教えてもらえます。
着付け教室では着物の歴史やしきたりなどもしっかりと学ぶことができます。
教室によっては着付けのコースのほかにこういった着物の歴史や礼法について学ぶことができるコースが用意されていることもありますし、着付けコースのカリキュラムに含まれていることもあります。
ほかにもTPOに合わせた着物の選び方や帯についても着付け教室では教えてもらえるので、着付けだけでなく着物への造詣を深めることができるのです。
せっかく着付けの技法を学んだのなら、着物を着て出かける機会も欲しくなりますよね。
着付け教室では着物を着てお出かけするイベントを多数企画し実施しているところが多いため、「着物を着る機会が少ない」とお嘆きの方も心配いりません。
また、着物を着る機会が少ないと着付けの技法もどんどん忘れていってしまいやすくなりますが、こういった着付け教室のイベントに参加することで着物に触れる機会も増えていきます。
さらにイベントに参加することで着物好きのお友達や着付け仲間が増え、交流の場が広がる可能性もあります。
インターネットや本を参考に独学で着付けをマスターすることも不可能ではありません。しかし着物をきれいに着こなしたいのなら、やはり着付け教室に通った方が良いと言えます。
例えば自分では美しく着付けができていると思っていても、「着物の着こなし方が他の人とちょっと違う気がする」「時間が経って襟が緩んできてしまった」といった悩みやトラブルに見舞われることがあります。
着付け方を自己流で身に付けただけではこのような着付けた後のトラブルを解決する方法はわかりませんし、下手に対処してしまいさらなる着崩れを招いてしまう可能性もあります。また、最初はきれいに着こなせていても、どんどん着崩れしていってしまい下品な着方になってしまうケースも珍しくはないようです。
一方で、着付け教室ではオーソドックスな着付けの技法だけでなく、「着崩れしにくい方法」や「着物を楽に着こなす方法」も教えてもらうことが可能です。例えば着物初心者の方は特に、正しくない方法で着付けをしてしまうと変に苦しかったり着崩れしやすかったりすることも珍しくはありません。
しかし、着付け教室に通っていれば、苦しくならない着方のコツや着付けや着物に対するちょっとした疑問も先生にすぐ聞くことができます。
着付け教室に通うことでキャリアアップの道が拓ける可能性もあります。実際に着付け教室のなかには、資格取得や免許皆伝を目的としたコースを設けているところも多いので、将来的に着付け教室を開きたいという方にはうってつけと言えるでしょう。
また、着付け教室に通い始めたことで日本文化に興味を持つようになったり、着物の魅力の虜になったりといった方も少なくはないようです。実際に着付け教室に通ったことがきっかけで、生け花や茶道などを習い始めるという方もいます。また、着物の魅力にすっかりと憑りつかれてしまい、着付け教室の講師になってしまったという方も多いようです。
着付けの講師になることができれば職業の幅も広がります。例えば美容院に勤務することができますし、免許皆伝までいけば自分で着付け教室を開くことも可能です。
ほかにも、他の職業に就くにあたって、着付けの技術が有利に働くこともあります。
例えばブライダル業界をはじめ、冠婚葬祭に関連した職業に就きたいという方には着付けの技術取得は欠かせませんし、ホテル業界で働く方もある程度着付けの技術を身に着けておく必要があると言われています。
自分では気づかなくても、「着付け教室でしっかりと着付けについて学んだ」という自信は着物を着た時に表れてきます。
実際に着付けを学んだことがひとつの自信となり、地域のボランティアで着付けを教えたり着付けを生かせる職場に就職したりと、新しい人生を歩んでいる人も少なくはないようです。
また、日本の古いしきたりやマナーを学んでおくことで、普段の言動に影響が出てきて就活や結婚などに役立つという意見も見受けられます。
他の人の着付けを手伝ってあげたり、逆に手伝ってもらったりするなどの機会も多い着付け教室では、自然と周りとの交流が増えていくので友人ができやすいと言われています。
また、先ほども述べたように教室が主催するイベントを利用すればさらに交流の場も広がるので、着物好きのお友達や着付け仲間ができる可能性も高いと言えます。
着付け教室に通うメリットは多々あります。
正しい着付けの技法を学ぶだけでなく、きれいな着方、楽な着こなし方やコツを先生に教えてもらうことができるほか、日本のしきたりや着物の歴史、着付けに必要な道具について知る機会もできます。
また、着付け教室を通じて友人が出来たり、その後のキャリアアップにつながることもあるので、着付けに興味があるという方はぜひ独学ではなく着付け教室に通って一から学んでみてください。
【免責事項】このサイトは、2015年2月の情報を元に作成しています。最新の情報は各着付け教室に直接お問い合わせください。また、当サイトに掲載されている口コミ等の引用情報については、タイミングによって引用元サイト上で削除・修正される可能性がありますことをご了承ください。
初心者でも安心の着付け教室ガイド