初心者でも安心の着付け教室ガイド

初心者でも安心の着付け教室ガイド

無理なく通える着付け教室の上手な選び方

外出授業があるのはココ 気軽に学べる教室ベスト3 授業が充実しているのはココ 費用が安い教室はココ 評判がいい教室ベスト3 総合ランキングを発表
HOME » 意外に知らない?きもののルールと着付けのコツ » 日本の伝統着である着物の素材や特徴を紹介

日本の伝統着である着物の素材や特徴を紹介

着物にはさまざまな素材が使われています。昔から使われている絹や綿などの天然素材の他、現在ではお手入れのしやすいポリエステルなどの化学繊維を利用したものも出てきました。

着物に使われている素材ごとに特徴があり、また着た時の印象も変わってきます。フォーマルな場に合う素材、普段使いに向いている素材など、着物の素材と特徴を知れば、TPOに合わせてより着物を楽しむことができます。

ここでは、着物に使われる素材の種類とその特徴についてご紹介します。

着物と竹林

正絹

絹(シルク)は着物の代表的な素材であり、着物の中では最も上質で格式の高い素材とされています。

絹は、蚕の繭からとれるたんぱく質で構成された天然繊維です。

<特徴>

絹の特徴としては、美しい光沢と滑らかで肌に吸い付くような手触りが挙げられます。

また、絹は染料がしみこみやすく美しく染め上がることも特徴です。細かい図案のデザインも鮮明に染め分けることができるのも、着物の艶やかで繊細な柄を表現することに適しています。

絹は、吸水性、吸湿性、通気性、保温性にも優れた素材です。暑い時期には汗をかいても汗を吸収することができ、そして素早く湿気を放出することができます。

一方、絹は長い繊維でできており、繊維と繊維の間にたくさんの空気を含むことができるため、冬場は薄くても温かさを感じる保温性も高い素材となります。

また、軽くて丈夫なことも絹の特徴の一つです。

<取り扱い上の注意点>

絹は水に弱く、濡れると縮む性質があります。そのため、水に濡れないように注意することが大切です。また、汚れても決して水洗いをしてはいけません。

絹は、蚕の繭からできています。繭には、中の蚕を守るため、有害な紫外線をカットする働きがあります。つまり、繭が紫外線を吸収し、中にある蚕に届かないようにしているのです。

そのため、絹で出来た着物は紫外線を吸収しやすく、紫外線を吸収することで黄色く変色してしまう性質があります。

天然の素材のため、虫に食われやすい、毛羽立ちやすいなどの特徴もあり、お手入れに注意が必要な素材でもあります。

木綿

木綿は、ワタの種子からとれる天然繊維です。絹がたんぱく質から構成されているのに比べ、木綿は植物繊維であるセルロースが主な構成成分となっています。

<特徴>

木綿は太い繊維でできているため、木綿糸は絹糸に比べて太い糸になっています。

そんな木綿糸で織られた着物は、絹の着物と比較すると厚みがあり、素朴な風合いの着物となります。そのため、気軽なお出かけや普段着として着られるのが木綿の着物です。

木綿は、吸湿性や通気性に優れ、肌触りも柔らかいという特徴があります。裏地がついていない単衣の着物に良く用いられる素材です。裏地がなく通気性も良いため、春や夏に向いている着物です。夏の浴衣も木綿で作られています。

染色できれいな色に染めることができますが、繊維自体が細くはないため絹のような繊細な図柄の着物はあまり見かけません。ま

た、光沢感やしっとりとしたようなつやがあるわけではないため、フォーマルなシチュエーションには向いていません。

<取り扱い上の注意点>

水に強いため、家庭で気軽に洗濯をすることができるのも木綿の魅力の一つです。

水に濡れることで繊維が一方方向に収縮し、縮みます。これによって、布としての強度を強めますが、一定量は確実に縮んでしまうため、あらかじめ縮むことを計算したうえで採寸するか、初めから水通しをした生地で作られた着物を選ぶ必要があります。

絹と同様、長時間日光に当たると黄色く変色する性質があるため、洗った場合には陰干しが適しており、保管時にも注意が必要です。

また、単衣の着物が多いため、寒い時期には適してない場合が多くなります。

着物を着て舞台で踊る女性

麻は、麻、苧麻、亜麻から作られる天然繊維です。

麻から作られる繊維をヘンプ、苧麻から作られる繊維をラミー、亜麻から作られる繊維をリネンと呼んでいます。

昔から日本で着物に使われてきたのはヘンプとラミーで、麻織物と呼ばれてきました。

<特徴>

麻織物は木綿よりも歴史が古く、綿織物が普及する江戸時代の初めごろまでは、麻の着物が一般的でした。

庶民が普段着として使う麻織物に対して、上質な麻織物は上布と呼ばれ、朝廷や幕府などに献上品として贈られるほど貴重で高級なものでした。現在も、越後上布や都上布などが無形文化財として指定され、生産を続けています。

麻は吸水性が高く、また発散も早い素材です。そのため、汗を良くかく暑い季節でも汗を吸い取り素早く乾くため、夏の着用に向いています。

硬くてつやのある生地は丈夫で水にも強いため、水洗いにも耐えることができます。

また、麻の着物にはシボつけという作業を行い、シボと呼ばれる細かなしわが全体に入れられています。表面がでこぼことした状態になるため、肌に触れる面積が少なくなり、肌触りもシャリ感と表現されるようにさらっとしています。

汗をかいても肌に吸い付きにくく、快適にすごすことができ、さまざまな点から夏に最適な素材と言えます。

<取り扱い上の注意点>

麻は洗濯すればするほど、生地が柔らかくなり肌になじみやすくなります。しかし、しわになりやすいという性質があります。

水洗いをした後は、できるだけしわにならないよう脱水時間を短くし、ハンガーにかけて干すことで生地の重みで自然にしわを伸ばすようにします。

麻の着物の特徴である表面のシボがアイロンによってつぶれてしまう可能性があるため、アイロンがけは控えた方が賢明です。

ポリエステル

ポリエステルは主に石油から作られる化学繊維です。ペットボトルに使用されるPET樹脂から生成され、安価に製造することのできる繊維です。

<特徴>

ポリエステル繊維の特徴としては、乾きやすくて丈夫なことがあげられます。吸水性、吸湿性が低く、汗は吸い取りにくいという面がある一方で、洗濯にも強くすぐに乾かすことができます。

また、しわになりにくく、しわになっても元に戻りやすい性質があります。天然繊維の絹や木綿に比べ、紫外線によって変色することもありません。表面は光沢があり、つるっとした肌触りで、染織性も良く鮮やかな柄を表現することもできます。

ポリエステルの着物も現在では、絹とあまり違いがわからないほど技術が進化しているものもあります。普段使いのものやフォーマルな場所で利用するものにもポリエステル素材の着物が増えています。

自宅で気軽に洗える素材のため、濡れやすい雨の日などでも気軽に着ることができます。

<取り扱い上の注意点>

ポリエステルは、乾きやすい素材である一方で汗を吸い取りにくいため、夏や蒸し暑い時期には向いていない素材となります。

また、摩擦によって静電気が発生しやすく足にまとわりつくことがあります。続けて着用することで、毛玉ができやすいといった側面もあります。

物によっては、ポリエステル独特のツヤが目立つ場合もあります。正式な場所に着用していく場合には、着た時の見栄えをよく確認しましょう。

コンテンツ一覧
 
▲ ページの先頭へ
初心者でも安心の着付け教室ガイド